民衆から見た金正日

七二年に表舞台に登場して、八○年代から偶像化が進められ、彼の業績を讃える作業に拍車がかかった。みんな「ちびっこ」とか「精神病者」とか「天下無類の女好き」とか呼んでいた。(『北朝鮮からの亡命者』)
金正日に対する尊敬心は若い世代では少なく、特に政権の世襲には反感がある。金正日批判は九○年代以降には大衆の中でも平然と語られるようになった。(同書)
金正日と撮った写真は除隊後、社会に出て堂々と世渡りするための通行手形になる(『北朝鮮人民軍 生き地獄の兵営』)