授業、指導内容

以下は北朝鮮の学校教育で行われている指導の内容について。

学校の授業でも、国語も算数も理科も音楽もすべて、プロパガンダをまじえて教えられた。親愛なる指導者には神秘的な力があった。
伝記によれば、金日成総合大学在学中には三年間で千五百冊の本を書いた。
子供のころから非凡な戦略家で、戦争ごっこをすると、毎回天才的な新しい戦術を思いつき、チームをいつも勝たせていた。
その話を聞いた恵山の学校のクラスメートたちは、競って戦争ごっこをした。ただし、米帝チームになりたがる子はいなかった。最後には必ず負けなければならないから。
学校では、金正日を称える歌を歌った。金正日が労働者の現地指導に国中を飛び回り、車の中で眠って食事も小さなおにぎりしか食べないという内容だった。
『親愛なる将軍様、どうか、どうかきちんとお休みください。私たちはみな将軍様が心配で泣いています』と涙を浮かべながら歌ったものだった(パク・ヨンミ『生きるための選択』)

北朝鮮では指導者の個人崇拝が何よりも優先されるため、「十大原則」と呼ばれるドグマを暗記させられる。

学校に上がるとすぐに、聖書の十戒にも似た十大原則(党の唯一領導体系確立の十大原則)を叩き込まれる。
(第一条――偉大な首領・金正日同士の革命思想によって全社会を一色化するために身を捧げて闘わなければならない。
第二条――偉大な首領・金正日同士を忠誠を持って仰ぎ奉じなければならない。
第十条――偉大な狩猟・金日成同志が開拓された革命偉業を、代を継いで最後まで継承し完成しなければならない)」(同書)

学校では子供達にアメリカ人、アメリカ兵への憎悪を植え付ける。

学校の教科書には、青い目と巨大な鼻を持つアメリカ兵が朝鮮の市民を殺しているところや、勇敢な挑戦の子供たちによって槍や銃剣で成敗されているところが描かれていた。
休み時間に一列に並んで、アメリカ兵の格好をした人形を交代で殴ったり刺したりしたこともあった。(同書)

北朝鮮に性教育はない。性的なコンテンツに触れる機会もない。

北朝鮮に性教育なんてものはない。
結婚前の娘が母親や医者からセックスについて教わることはあるかもしれないが、当時の私はセックスなんて聞いたこともなかった(同書)